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2021年9月29日

オーブンでシリカゲルを乾燥させる

3Dプリンタ

シリカゲルを乾燥させたい

シリカゲルとは乾燥剤の一つで,私は3Dプリンタのフィラメントの保管に使用しています.3Dプリンタのフィラメントは湿気に弱いようで,湿気ったフィラメントで印刷するとノズルが詰まったり,造形がうまく行かなかったりするらしいです.私はまだ見たことありませんが…
この乾燥に使うシリカゲルは,湿気を吸収しても熱してやるとまた使えるようになるようですので,やってみます.
シリカゲルは使い続けていると色のついたものが青から赤に変色していき,シリカゲルの状態を知ることができます.

水の吸着力が高い
水の吸着力が低い

乾燥させる方法

などの方法がある中から,勝手に温度を管理してくれるので失敗しにくいだろうと思い,オーブンを選びました. また,急激に温度を上げると内部の水分が一気に水蒸気になり,シリカゲルが破裂することもあるそうなので,予熱はなしで行いました.

乾燥させてみた

使用したオーブンはこちらです.

温度は100℃で,10分加熱,様子をみて,まだ赤かったので追加で20分加熱しました.

加熱前
100℃,10分加熱後
100℃,合計30分加熱後

一見,ほとんどのシリカゲルが乾燥できているように見えるのですが,少し混ぜてみると下の方から赤色のシリカゲルが出てきました.

下の方にいた赤色のシリカゲルたち

また,冷ましたところ,青色が弱まり,赤色のシリカゲルも増えた気がします.

冷めたシリカゲル

おわりに

今回は実験的に少量の(40g程度)のシリカゲルでやってみましたが,実際にはもっと多くのシリカゲルを一度に乾燥させたいので,金属製のトレーやバットのようなものにシリカゲルを広げると良さそうだと思いました.シリカゲル自体は180℃ほどまで耐えられるようですので,徐々に温度を上げていこうと思います.